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制約の多いトンネル内で
通信を可能にする
アンテナを設計

鉄道事業部 設計部
パソコン・ネットワーク科卒
入社年度 2008年
深谷 僚介
09RYOSUKE FUKAYA

パソコンを使った設計だけでなく
測量をはじめとする現場調査が不可欠

鉄道事業部 設計部 信号通信グループは、列車の運行に関わる通信設備や信号設備の設計を行っています。私の所属するグルーブが担当しているのは、主に列車無線の設備や監視カメラ等の設計業務を行っています。これまでは圏外であったトンネル内でも一般の方々が通信できるようにするため、毎日のようにパソコンと睨めっこをしてアンテナ設備を設計しています。
設計業務はCADによる図面作成に加えて、施工を行う現場の調査も大切な業務です。屋外のアンテナであれば取付け箇所の強度をクリアしていれば大抵は問題ないのですが、トンネル内はスペースなどの制限が多くある中で、列車が通行するため、建築限界を見極める測量を慎重に行う必要があります。お客様の方針や場所によっては、アンカーボルトが設置出来ない箇所もあるため、図面作成にあたっては、わずかな誤差も生じないよう強く心掛けています。

私は以前、情報通信設備工事に携わる部署に所属し、大手通信キャリアをお客様としてアンテナ設備の設計を担当していました。その際、トンネル内の通信アンテナの設計を行っていたことから、その経験を活かし現部署に4年ほど前に異動しました。異動の当初は同じ通信関係でも勝手が違うこともあって、私のミスで施工側に迷惑をかけてしまったこともあるので、この経験を教訓に図面チェックの際は、より慎重になりました。また、仕様書や設計に変更がある度に、お客様に申請する必要があるので、書類作成にも気を配ります。
以前の部署での話ですが、通信機器を壊してしまったことがあります。幸い大きな影響はなかったのですが、自分が担っている仕事の責任の重大さを改めて認識しました。

設計を担当した案件の工事が
始まる時は大きな達成感

入社を決めた理由はパソコン自体が好きだったことに加え、鉄道や携帯電話の基地局建設に携わるという仕事に興味を魅かれたためです。ものづくりに関われることも大きかったですね。特に、鉄道設備の設計という仕事には大きなやりがいを感じています。一般の方が立ち入ることができない敷地内で仕事ができることは、とても貴重な経験です。また、通信分野は技術革新も速く、新しい技術にいち早く触れる機会も多く、刺激にもなります。そして苦労しながら設計を担当していた案件の工事がようやく始まるという時は、大きな達成感を覚えます。
私たちの仕事は終電後の夜間が中心です。また、年末から年度末にかけては特に業務が集中します。そんな時に頼りになるのがチームや部署の仲間たち。一人に仕事量が集中する時は、周りの方々が率先して手助けしてくれます。チームワークの良さと部署連携の大切さを実感しますね。また社内は、いつもみんなが和気あいあいとしていて、人間関係はとてもいいと感じます。
当面の目標は、第一種電気工事士の資格を取ることです。

ある1日のスケジュール

これから応募される方へのメッセージ

学生時代は、拳正道という部活を休まず続けました。直接、仕事に役立ったというわけではありませんが、忍耐や続けることの大切さは身についたと思います。今も拳正道は続けています。
心掛けているのは、オンとオフの切り替えです。私たちの業務には、当然、繁忙期もありますが、そうでない時は早く帰るようにして、プライベートも大切にしています。また福利厚生の一環で西武園遊園地のチケットを貰えるのも当社の魅力の1つですね。